少し離れてみる勇気があるかないかで君は変わっていける

シド承認欲求ツアーお疲れさまでした。

全17公演中5公演参戦という過去最低の参加率でした。

初回の松戸参戦終わってから今回のツアーこれだけでいいわって思うくらいわたしには響かなかった。(実際に大宮と札幌飛ばしました)

 

 

 

そもそもアルバムタイトルが『承認欲求』になった時点で「ん?」って思ってて、収録曲が発表された時点で「あれれ?」って思ってて、実際にアルバムを聴いて「求めてたのはこれじゃない」って思った。

まず第一に曲名が変なのが多い。『ポジティブの魔法』もどうしたって思ったし、『デアイ=キセキ』に関してはついにマオ狂ったかと思った。

歌詞もパッとしないのが多いなっていう印象で。リード曲の『承認欲求』もこういう歌をシドには求めていないって強く強く思ったし。何よりもめちゃくちゃ自分事なんだけど、マオからの承認欲求が満たされなくて病んでるのに、そのご本人に承認欲求について歌われてるの本当に自分が惨めすぎて笑った。

 

 

 

他の歌詞も誰にでも書ける歌詞を誰にでも思いつく言葉で書いてるマオが本当に残念でならなかった。わたしはマオにゃんのどこが好きですかって聞かれたら迷わず作詞センスですって答えるくらいマオが書く詞が大好きだから、本当に本当に残念だったし悲しかった。

10人が聴いたら10通りの解釈の仕方があったり、同じ曲でも何年か後に改めて解釈を考えてみたら違う感じ方をするようなマオが作り出すマオにしか作れない世界観が大好きだから、本当に言い方が悪いけどここまで落ちぶれてしまったかと思った。

 

 

 

でも、色んな所のインタビューで複雑な歌詞が書けなくなった訳じゃない。シンプルな曲にシンプルな歌詞を乗せたい時期なだけ。って言ってたからそれを信じようと思ってたし、ライブに来てもらえればわかるとも言ってたからライブを楽しみにしてた。

だけどそんなわたしを待っていたのは、到底シドのライブとは思えないライブで。本当に本当に本当に悲しかったし、心底絶望した。映像重視でMCが少なくなっていて、その映像も文章メインな感じで1回見たらもういいなって思う内容。しかもかなりメッセージ性の強い文章で、自己肯定感とか自尊心とかで悩んでいる身としては本当に心が辛くなる内容だった。なんでライブに来て精神を病まないといけないんだと思うくらい、毎回毎回心が重くなってた。そして極めつけは、『君色の朝』の前の映像で「あなたが私を知っている。私があなたを知っている。それだけじゃダメですか?」みたいな内容で、私からしたらあなたが私を認知してくれないからこんなに病んでるんだよ!!!!!!って感じなので、盛大なコントなのかなって毎回思ってた(笑)

 

 

 

アンコールだけの為に5公演通ったと言っても過言ではないくらい、アンコールが1番楽しかったし、シドのライブに来てるなって思えた。自分懐古BBAなのかなって思うくらい昔の定番曲ばかりに沸いてて嫌になるくらい。メンコからの循環とか、夏恋からのone wayとか定番中の定番のセトリが1番嬉しかった。いつもなら「もう飽きたよ」とか言ってるのに本当に自分勝手だよね。でも、ライブ中にシドを感じられる瞬間がそことMCだけだったの。

 

 

 

MCもいつもより少なめな中でも、4人は変わらずシドで、仲良く色んな話をしてくれるのが嬉しかった。他の人が話してる時にツッコんでいくのとか、しん様の下ネタに反応していくYMと相変わらずガン無視する明希ちゃんの図とか、何年経っても変わらない4人に安心した。

 

 

 

 男性脳と女性脳の違いなのか何なのかわかんないけど、メンバーは変わっていくことに積極的で、ファンは安定を求めている気がする。その差が今まで以上に目に見える形として現れたのが今回のアルバムとライブ構成だったんだと思う。ただ単に変わっていった方向が自分の好みではない方だっただけなんだけど。バンドの解散理由でよくある方向性の違いで解散します。っていうのが痛いくらいわかる。

 

 

 

今回のライブがシド初参戦だったら絶対に1回でさよならだっただろうなって思うくらい好きなタイプじゃない。じゃあ離れればいいじゃん。って話なんだけど、1回の方向性の違いくらいで諦められないし、じゃあさようならって言えるくらい短くて浅い付き合いじゃない。こうやってダラダラとグチグチ文句言いながらファンやってるめんどくさい古株になっていくのかと思ったらゾッとする。

 

 

 

でも実際ね、本当に1回離れてみようと思ったの。このツアーが終わったらグッズもCDもDVDも全部売って、音楽プレイヤーからも全部消して0に戻ろうと思った。だけど、残りのツアーに参加していく中で『ポジティブの魔法』の「少し離れてみる勇気があるかないかで君は変わっていける」の歌詞でこれマオにゃんに対して思ってるんだよってめちゃくちゃ悲しくなって、その次の「たとえばこの笑顔随分遠くの君にまで届いてるってね。信じてる」の歌詞でなんでかわかんないけど毎回号泣してしまって。最初聴いた時にあんなに嫌いだった曲を聴いて気づかされるとは思ってなかったけど(笑)どれだけ冷めたと思ってても、どれだけ嫌いだと思ってた曲でも結局マオにゃんが作ってて、マオにゃんが歌ってたらわたしの心は動かされるんだと痛感したツアーだった。本当に悔しいくらい大好きだ。

 

 

 

 

 

 

結局のところ、ガチ恋拗らせたメンヘラな女が他のファンをやっかんでるだけの話なんだけど、ここまでガチ恋を拗らせたのが初めてだったから本当にどうしたらいいのかわからなかった。学生時代はガチ恋勢じゃなかったのに、大人になってからガチ恋発動して病んでるの本当に笑うし、こんなファンでごめんねでしかない。拗らせた結果5歳年下のアイドルに手を出したのマジで笑い話。







今回の病み期でも、結果としてマオにゃんのことを嫌いになる日は来ないんだろうなって思った。まだ病み期終わってないけど(笑)マオにゃんより大事なものが出来たなんて思いたくないけど、結果としてはマオにゃんが2番手になってしまったのかなって感じ。情だけでファンやってるのかな〜って思うこともあるし、やっぱり好きだなって思うこともあるし。情緒が乱気流すぎて自分でも着いていけないけど(笑)来年からは本当にゆるギャになろうと思って、今回は有言実行で旅行にも申し込んでないし、バレンタインパーティーにも行くつもりないし、河口湖のLIVEでさえも未定なあたり本気でゆるく推す。来年会えるのはいつになるのでしょうか。









とりあえずシドの音楽の方向性が元に戻ることと、わたしがこのままフェードアウトしないことを祈って。良いお年を。